『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 映画レビュー&予告編 |
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お気に入り度:★★★★★
ものすごく美しい少年がつむぐ物語。ラストはぼろぼろ泣きました。
ワーナー・ホーム・ビデオ (2012-06-16) 売り上げランキング: 5,451
2011年:アメリカ
監督:スティーヴン・ダルドリー
出演: トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン、マックス・フォン・シドー
公式HP:ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
9.11を題材にしたアメリカ映画は妙な正義感があふれていそうで、作られても絶対に見たくないと思っていたのですが・・・。
これは原作が気になり、なんとなく手にとりました。
結果、大正解。9.11はあくまで設定のひとつであり、それについて糾弾したり正論を述べたりするものではなかったので、ほっとしました。
どうやら原作で語られているもうひとつのエピソードはカットされ、ラストは大幅に変わっているようなのですが、2時間という映画の枠にはぴったりの良作に仕上げられていたと思います。
なんといっても、主演のオスカーを演じたトーマス・ホーン君が素晴らしかったです。
クイズ番組で優勝したのがきっかけで、オーディションに出てみないかと誘われた彼は、なんとこれが演技初体験!とてもそうとは信じがたい繊細な表情をたくさん見せてくれました。
生来、神経質なオスカー少年は頭はいいけれど、人と交わるのが苦手な少年。そんな彼に、彼のパパはさまざまな知的ゲームを与えていました。
答えを得るためには、誰かに質問をしなければならないような仕組みをつくり、少しでも彼が成長できるよう手助けするパパ。それは無理矢理な押し付けではなく、あくまでもオスカーの知的好奇心をくすぐるも。
そんな素敵パパさんを演じていたのはトム・ハンクスだったのですが、残念なことに、わたし彼だと気づきませんでしたわ・・・。ふけましたね、ずいぶん。
それに比べて、サンドラ・ブロックは美しさを保ちつつ、いい具合に歳を重ねていますね。パパさんに比べて、前半、ママさんの良さは薄らいでいますが・・・
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【2013/01/04 11:05】
映画レビュー
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