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本と映画のレビュー、旅行記&お小遣い稼ぎでライター記事を書いています☆


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『だれかのいとおしいひと』 本のレビュー
お気に入り度:★★★★
アンハッピーな恋の行方を描いた短編集なのですが、からっと気分爽快になれました。

だれかのいとしいひと (文春文庫)   だれかのいとしいひと

裏表紙の紹介に「どこか不安定で仕事にも恋にも不器用な主人公たち。ちょっぴり不幸な男女の恋愛を描いた短編集」とあったので、少しブルーな気分になるかもしれないと覚悟を決めて読んだのですが・・・
むしろ清清しさを感じる一冊でした。

最初の2編(『転校生の会』『ジミ、ひまわり、夏のギャング』)は大好きな恋人に不条理にふられた女の子が主人公。
序盤では別れの原因や現在のやるせない心境を語っているのですが、それぞれラストで、ふと心が軽くなる瞬間が訪れます。悲しくて苦しくて、でも、ちょっとしたことがきっかけで、まるで悟りが開けたかのように気持ちが変わること。
もちろん、まだ悲しいのだけれど、でも、しかたなかったんだ、前を向こう、と新しい気持ちになれるとき。そういう時って、ありますよね?その描き方がなんとも絶妙で、強く共感できました。

これは2編目の最後の一節なのですが・・・

さっき歩いた道を駅へ向かって歩いているだけなのに、あたしはなんだか、未知の場所へ、ときおり追っ手を気にしながら、それでも意気揚々と向かっていく、宝物をごっそり背負ったギャングみたいな気分になれる。

「ギャングみたいな気分になれる」というフレーズがいたく気に入ってしまいました。

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【2012/07/15 15:37】 本レビュー | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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『間宮兄弟』 本のレビュー
お気に入り度:★★★★
時間をおいてみたら、これはこれで素敵な兄弟なのかな、と。(実際いたら近寄らないと思うけど)

間宮兄弟 (小学館文庫)   間宮兄弟

江國フリークだった20代。この本が出たときに読んだときは、イマヒトツだったなと残念に思った気がするのですが、数年ぶりに読み返したら、最初とは違った味わいが感じられました。
大きく変わったのは間宮兄弟の印象です。
痩せて神経質の兄明信とふくよかでおおらかな弟の徹信はともに彼女いない歴、歳の数。二人のなかむつまじい暮らしぶりに以前は「気色悪いー!」となってしまったのですが、今回はなんだか微笑ましく見守れました。

数々の苦い体験から、恋愛なんてしないほうが平穏でいいと思っている明信は、レンタルビデオ屋でバイトしている女子大生の直美ちゃんを「心の恋人」と慕っています。
けれど、同じような青春時代を過ごした徹信はいまだ希望を捨てておらず、兄にももっと積極的になったほうがいいと葉っぱをかけ…

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【2012/07/07 15:29】 本レビュー | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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