上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
ALL will be Happy
本と映画のレビュー、旅行記&お小遣い稼ぎでライター記事を書いています☆


08 | 2017/09 | 10
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
IHURU
  • IHURU
  • IHURU(♀)
    三十路街道まっしぐら☆
    2009年12月に女の子を出産しました♪
  • RSS1.0




ADVERTISEMENT   






 


スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【--/--/-- --:--】 スポンサー広告
このページの先頭へ
ぐるりのこと。
お気に入り度:★★★★
情感たっぷり、けれど絶妙に等身大でリアリティー感のある木村多江さんの演技は、まさに、日本アカデミー最優秀主演女優賞の栄冠にふさわしいものでした!(>▼<ノノ"パチパチ

ぐるりのこと。 [DVD]
ぐるりのこと。 [DVD]
posted with amazlet at 09.09.08
VAP,INC(VAP)(D) (2009-02-25)
売り上げランキング: 8962


2008年:日本
監督:橋口亮輔
出演:木村多江、リリー・フランキー、倍賞美津子、寺島進、安藤玉恵
公式HP:ぐるりのこと。

どこか「翳り(かげり)」のある女優さん、というか、つまりは「地味」っていう印象が強かった木村多江さん。
そんな彼女が今作で見せてくれた「翔子」という女性は、時に痛々しく、あまりにも生々しく・・・けれど悩みぬいた末の一皮むけた後では内面からの輝きに満ちていて・・・素晴らしく素敵でした!

何事も「ちゃんとしたい」生真面目な妻・翔子。
風来坊でどこかひょうひょうとしたところのある夫・カナオ。
この映画はそんなひと組の夫婦が子どもを授かり、けれどその子どもを失ってしまい、そしてそれが原因で妻が心を病み・・・という10年あまりをダイジェスト的に追っていきます。

その追い方は、2人に、またその周りにどんなことが起きたのか、観る者の想像に委ねる部分が多々あり、それゆえ、「あれれ?」と疑問が残る部分もあります。(そもそもどうして子どもを失ったのか、その理由もはっきりとは描かれていません)
だから、人によっては、ちょっと「消化不良」気味に感じてしまうかもしれません。

けれど、それ以上に、1対1の男と女がめんどうくさくっても、ぐるりぐるりと何周しても、逃げ出さずに一緒にいる。
そして、その結果、ちょっとずつお互いが成長し、しだいに「夫婦」としての絆を強めていく。
そういったところが本作の醍醐味で、じんわりと「いとおしい」気持ちでいっぱいになりました。

翔子は生真面目であるが故、はじめて授かった子どもを失ったことから、じわりじわりと心のバランスを欠いてしまいます。自分の感情なのに自分でコントロールできず苦しむ翔子。
そんな妻とは逆に、不気味なほど自分の感情を表にあらわさない夫のカナオ。翔子からすると、失った子どもに対して、カナオがどう思っているのかもよく分からなくって・・・

ある嵐の晩、翔子の焦りと苛立ちは爆発します。
その苛立ちの矛先が、翔子を励ますでもなく、突き放すでもなく、ただたんたんとそばにいるカナオの態度にむくと、カナオは初めてその胸中を語り始めます。

「泣いたら、悲しむってことになるの?」と。
過去のある出来事から、カナオはカナオで自分の心の折り合いのつけ方を学ばされてしまっていたのです。

それにしても、「ちゃんとしたかったのに。ちゃんとしたいのに。全然ちゃんとできない!」 と地団太踏んで泣き喚く翔子は圧巻でした。
そして、そんな翔子にぼそりとカナオがつぶやいた一言。

「ちゃんとできなくたっていいじゃん。そのままでいいじゃん」

じわ~っときましたね~。

はっきり言えば、リリーさんのは演技というより、ただ棒読みしていったら、ああいうヌボーっとしたキャラになったって感じがするんですが・・・
でも、こう、一組の夫婦としてみたときに、とてもしっくりする感じがしました。(まあ、正直いえば、ちょっとヌボーっとしすぎていように思いますが。)

ともあれ、そんなヌボーットしたカナオの職業は「法廷画家」。これは先輩から押し付けられたような形で始めることになったものなんですが、その仕事を通して、カナオは、1990年代のさまざまな犯罪・事件の犯人を描いていくことになります。
それらの犯罪・事件は実際にあったものなので、それにより、10年という「時の流れ」がつかみやすくなっていました。(まあ、90年代のニュースを知らない世代には何ともいえない感じですが)

はっきり示されているわけではないけれども、きっとたくさんの「法廷」に立ち会う過程で、カナオの中で変化するものもあったんだろうなぁと思います。

ともあれ、見直すたびに新しい発見がありそうな良作です。じんわ~り、ね。







【2009/09/08 23:24】 映画レビュー | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
このページの先頭へ
<<憧れの在宅ワーク | BLOG TOP | 借金整理のススメ>>
この記事に対するコメント
このページの先頭へ
この記事に対するコメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

このページの先頭へ
| BLOG TOP |
この記事に対するトラックバック
トラックバックURL▼
⇒ http://ihuru.blog46.fc2.com/tb.php/1007-b5960fe4


このページの先頭へ

Since 2006-03-17





カスタム検索
カテゴリー
ブログ内検索
月間アーカイブ
    


RECENT ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACKS
リンク


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。