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『男たちの大和 / YAMATO』 映画レビュー&予告編
お気に入り度:★★★★
好きか?と問われたら、否なんですが、思いっきり泣きたい時にはいい映画だと思います。。°(ToT)°。


2005年:日本映画
監督:佐藤純彌
出演:反町隆史、中村獅童、鈴木京香、仲代達矢、松山ケンイチ、蒼井優
公式HP:男たちの大和

「戦艦大和」に乗り込んだ兵士達のノンフィクション作品です。

ある日、「戦艦大和」が沈んだ場所に案内してほしいという女性(鈴木京香)が、鹿児島県枕崎の漁港にやってきます。彼女が「戦艦大和」の乗組員だった内田ニ兵曹の娘だと知り、彼女を案内することにした神尾(仲代達矢)。
偶然にも、神尾もまた、かつて戦艦大和の乗組員だったのです。目的地への道すがら、神尾の脳裏には、60年前の光景、戦友たちの姿が鮮やかに蘇ってきます・・・。

実在した「戦艦大和」を「6億円」かけて実寸大で再現したということだけあって、大迫力の画になっています。これまで見たことのある日本の戦争映画は、やはり映像面でのちゃっちさが目につくものが多かったのですが、これは全然そんなことありませんでした。

いやぁ~、何とも豪華キャストです。
個人的には、蒼井優ちゃんの純で一途な演技に惹かれましたが、松山ケンイチくんもいい味出しています。上手いですね、2人とも。
中村獅童さんは大好きなんですが、今回は、ちょっと気合入り過ぎだったかな。(笑)
山田純太さんは、兵士の役がとても良く似合うと思います。しょうゆ顔(死語ですな;)だからかしら?(以下、ちょいネタばれ含みます。)

泣き所はいっぱいあったんですが、一番ぐぐっときたのは、少年兵の神尾(松山ケンイチ)が大和沈没後、戦友の死を知らせる為に家族の元を訪れたシーンです。
戦友の母親が

「なんであんただけ帰ってきたん!?」

と自分の息子が亡くなったやるせなさを神尾にぶつけてしまうのですが・・・
ああ、思い出しただけでもウルウルしちゃいます。切ないですっ。

ところで。この映画、好きか嫌いかって問われたら・・・ぶっちゃけ、わたしはあまり好きではありません。なんていうか、ロマンティシズム過ぎるというかナショナリズム的というか・・・
うまく言えないのですが、何となく腑に落ちない部分がありました。

例えば、日本兵が血を流すシーンはたくさんあるのに、米軍の飛行機を撃墜する映像はあっても、実際にそのパイロットが血を流すところまでは入っていないところとか。敵国に対する少年兵たちの考え・感情がほとんど出てきていないところとか。
「お国の為」=「敵国は憎き相手」と信じきっていたのならいたので、その部分を入れて欲しかった感じがします。

確かに、この映画の主人公たる少年兵たちは時代に翻弄された被害者でもあると思います。
でも、その被害者的な面ばかりが浮き彫りにされていては「戦争」=「悲劇的な出来事だった」という結論になってしまうような気がします。まあ、これは極論ですけどね。

でも、良く出来た映画ですし、感動のエンターテイメント作として観る分には充分すぎると思います。
号泣できますので、涙を流したくなったら、ティッシュの箱を片手にどうぞご覧になってみてください♪





予告編
http://www.youtube.com/watch?v=R0JLpzRnw58&feature=player_embedded



【2006/02/11 22:10】 映画レビュー | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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