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本と映画のレビュー、旅行記&お小遣い稼ぎでライター記事を書いています☆


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パレード
お気に入り度:★★★★★
ただおもしろく読み進めた一度目。そこかしこに「深さ」を感じた2度目。3度目にはまた新しい発見がありそうです!(>へ<)

パレード (幻冬舎文庫)

本を読んだ後に、映画を見て、またしばらくしてから読み返しました。
最初に読んだ時には、「おもしろいじゃん」と、すいすいと読みすすめ、衝撃的な幕切れに「えっ!?後味悪っ!」と。トータルでいけば★4つだなと思っていたのですが・・・

読み返したら、いろいろな点に「奥深さ」を感じました。そして、この流れなら、あのラスト以外はあり得なかったかも、あのラストこそが秀逸だったのかも・・・と、そんな風に思うようになりました。
そうして辿り着いたラスト。1回目にはただただ「後味悪っ!」で終わってしまっていたんですが、2回目には読了後いろいろなことを考え始めてしまいました。

そういうわけで、読み返したのち、★5つに格上げとなった一冊です。

映画公開時にけっこうCMが流れていたので、どんな設定かくらいはご存知の方も多いかもしれませんが・・・
5人の若者が2DKのマンションでルームシェアをしているという設定で物語は進んで行きます。
まあ、物語といっても、とりたててひとつのストーリーがあるというよりは、そのマンションの一室に住むそれぞれが順番に自分の日常、心情を語らっていくといったほうが正確です。

一人目の語り手は大学3年生の杉本良介。
のんきで甘え上手、そんなキャラの良介は先輩の彼女・貴和子さんに横恋慕中で、その貴和子さんに関することが軽いタッチで書かれていきます。
けれど、実は、良介には誰にも打ちあけられずにいる「同級生の死」という出来事があり・・・。その話を誰かにしたいと思いつつも、出来ずにいる良介。

一緒に住んでいるとはいえ、琴ちゃんや未来、直樹さんの前でも、そんなおセンチで深刻な自分は見せたくない。
それに、この部屋での、この共同生活は、そういったものを持ち込まないからこそ、成立しているんじゃないか、とも思う。話したいことではなく、話してもいいことだけを話しているから、こうやってうまく暮らせているのだと。

二人目の語り手は大内琴美、23歳のプー。
現在売り出し中の若手俳優・丸山友彦とのつかの間の逢瀬のためだけに日々を過ごしているような琴美。
そうなるにはそうなったなりの経緯があるのだけれど、やはり、それは住人の誰にも話しておらず、琴美はこの部屋のことをインターネット上のチャットルームみたいだと考えています。

たぶん未来にしろ、直樹くんや良介くんにしろ、ここでは善人の演技をしているのだと思う。まさにこれを「上辺だけの付き合い」と呼ぶのかもしれない。 でも、私にはこれくらいが丁度いい。

3人目は24歳、自称イラストレーター兼雑貨屋店長の相馬未来。
つづいて、18歳の男娼、小窪サトル。
最後に、このマンションの主というべき28歳の伊原直輝へと語り手のバトンは渡っていきます。

言葉は違えど、やはり3人とも、良介と琴子が語ったようなことを考えています。
つまり、「本当の自分は見せられないけれど、それが居心地の良い理由だ」とか「「人はいくつもの仮面を持っていて、それぞれに適した仮面をかぶっているものだ」とかいう類のことです。
それはある意味正論で、特に社会に出て行けば出て行くほど、TPOにあわせて、いくつもの自分がつくられていくものだと思うのですが・・・

でも、それでも、やはり、
「誰かとつながりたい。つながっていたい」
そう思うのが人っていう生き物なんじゃないのかなぁ・・・と。

本音で話せる相手がひとりもいないなんて、やっぱり、寂しいし。
それを寂しいとも思わないなんて、もっと、寂しい。というか、ちょっと怖い・・・。

5人の考え方を読み深めれば読み深めるほど、ちょっとずつ怖さがつのっていきました。
そうして迎えたラスト・・・。結局、伊原直輝が一番まともなんじゃないかと思ってしまいました。

ホラーじゃないですが、ある種、ホラー的な恐怖感を味わった一冊です。







【2011/02/09 15:43】 本レビュー | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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