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庭の桜、隣の犬
お気に入り度:★★
猛烈に共感できる部分がありつつも、好みではない一冊でした。(ーへー;)

庭の桜、隣の犬   庭の桜、隣の犬 (講談社文庫)

文庫本の最後にのっている「解説」で、栗田有紀さんがこの小説のことをこんな風に表しています。

何度読んでも、こわい小説だ、と思う。
ここには陰謀や殺人、暴力の描写はない。死体や血や悪霊といったものもひとつも出てこない。けれどこわい。だからこそ、といったほうがいいのかもしれないが。

まさに、この感覚を味わいました。
なんか、こわい。
何がこわいかというと、主人公たる夫婦の考え方というか、心の在り処というか・・・。
どうってことのない二人が心の中に抱いている思い。それはちょっと歪んでいるようでもあり、でも、実は誰しもがふたをして過ごしていることのような・・・。

あけてしまうと面倒だから、遠ざけていること。

それをまざまざと見せつけられたような気がして・・・。
ラストはハッピーエンドなんだけれど、でも、その見せられたものから負ったダメージが大きくて、どうにも好きにはなれない一冊でした。

ただ、うわっ、すっごいこれ分かる!というようなシーンはいくつもあって。

たとえば、夫の宗二と離婚しても何も変わらないと思っている房子。房子は宗二に対して、

「ゼロのものにゼロを足してもゼロじゃん?何か、私たちが何をやってもゼロになる気がするんだよね」

と言っており・・・
その後、宗二の愛人と名乗る女に出くわした時にも、

宗二が熊女(愛人と名乗る女)の家に泊まっても、たとえ濃厚な性交を何回したとしても、それはやっぱりゼロに思えてしまうのだ。

と冷静に分析します。でも、挑発的な熊女に対しては、思わず、反発して「夫をとられまいと踏ん張る妻」を演じてしまい、その結果、妙な満足感を味わうのです。そして、熊女が帰っていくのを引き止めたくすら感じてしまうのです。

ゼロに数字が積み重なっていくのを房子は感じていたかった。

こういう感覚って、あるある~!って、思いません?
あまりに発展も後退も何もない関係性が続いていくと、なんていうか・・・
変化を求めるっていうわけでもないのですが、たまに、あえて、お決まりのくだらないことで、言い合って、なんかちょっとほっとする、みたいな。

まあ、そんな感じで、嫌だけれど、分かってしまう。
わたしにとっては、そんな一冊でした。







【2011/02/15 16:07】 本レビュー | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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