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『ヴィヨンの妻』 本のレビュー
お気に入り度:★★★★
さすが文豪。良かったです。( ̄ー ̄)v

ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

映画が大変よろしかったので、原作も読んでみたいと思っていた一冊です。
『ヴィヨンの妻』含め、計8本の短篇がおさめられていました。

困った男たちのいくつかの物語。
そして、そんな男には勿体無いような快濶な女が語り手となった物語が『ヴィヨンの妻』と『おさん』。
わたしはとりたててこの2作が気に入りました。

映画にもなった『ヴィヨンの妻』。
こちらは原作を読んでみると、とても巧いこと肉付けして1本の映画にしたなと、改めて映画の出来の良さを感じました。
それに、松たか子さんが演じていた「妻=さっちゃん」のイメージはまんまそのまんまで。さっちゃんのからっとした開き直りに楽しい気分になりました。

『おさん』のほうもやはりちょっと困ったちゃんな夫をもった妻が主人公で、こちらではラスト、夫が無理心中を図り、亡くなってしまうのですが・・・。
その夫は「自分が死ぬのは恋のためではない。ジャーナリストの醜聞だ。」云々といった内容のことを残しており、妻はこれに対して、かように自分の心情を締めくくるのです。

革命は、ひとが楽に生きるために行うものです。悲壮な顔の革命家を、私は信用いたしません。夫はどうしてその女の人を、もっと公然とたのしく愛して、妻の私までたのしくなるように愛してやる事が出来なかったのでしょう。
地獄の思いの恋などは、ご当人の苦しさも格別でしょうが、だいいち、はためいわくです。
---
三人の子供を連れて、夫の死骸を引取りに諏訪へ行く汽車の中で、悲しみとか怒りとかいう思いよりも、呆れかえった馬鹿々々しさに身悶えしました。

「はためいわく」「馬鹿々々しさに身悶え」。
この文言がいたく気に入りました。これ、けっこう女性の本質をついていると思います。
実際、この妻のような経緯になったら、多くの女性が「悲しさ」よりも「馬鹿々々しさ」を感じ、その後はすっきり新しい人生をリスタートしていくんじゃないかな、と。

太宰治が執筆活動を始めたのは1933年頃からで、亡くなったのは1948年。
つまり、彼の作品は60年~80年ほど前に書かれているのですが、さすが、時をこえた普遍的な面白さを感じました。また、言葉の遣い方などにもはっとさせられるものがあり、深い読後感を味わうことができました。
太宰=小難しそうなんて思わず、ぜひ手にとってみてくださいね♪


【2011/06/18 15:30】 本レビュー | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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