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ジョゼと虎と魚たち
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とても素敵な短編集!格好いい女性にたくさん出会える一冊です。(^▽^)

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)
田辺 聖子
角川書店
売り上げランキング: 53038


大好きな映画の原作。ふと、BookOffで見かけて、買ってみたら・・・
めちゃくちゃ良かったです。
「ジョゼと虎と魚たち」は想像していたよりも短いお話で(25ページの短編)、表題作以外に8編の短編が入っているんですが、どれもこれも、宝箱を開けていくかのように楽しめました。

まず、表題作について。これは、映画もすごぉく良かったんですが、映画とはまたちょっと違うラストで、さらに心に沁みてくるものがありました。

魚のような恒夫とジョゼの姿に、ジョゼは深い満足のためいきを洩らす。恒夫はいつジョゼから去るか分からないが、傍にいる限りは幸福で、それでいいとジョゼは思う。
そしてジョゼは幸福を考えるとき、それは死と同義語に思える。完全無欠な幸福は、死そのものだった。

・・・・・・なんていうか、完璧すぎて、コメントのしようがありません。。。orz

ジョゼはじめ、出てくる女性たちは皆、潔くて、かっこよくって。田辺聖子さんって、すっごい進歩的な考えの女性だったんだろうなぁと思いました。だって、1928年生まれですよ!うちのおばあちゃんと同じ年頃なのに・・・。こんな風に考える女性たちを描けるなんて・・・。(いや、それは私の偏見?)

それに、何と言っても、文章が秀逸です。センスと教養が溢れている。
柔らかい関西弁のせりふも味があって。・・・って、何だか、私なんかがこんなことを書いているのに、勝手にドキドキしてきてしまいました。田辺さんが見るはずもないのに、なんだか、恐れ多い気持ちで胸がいっぱいです。。。はぁ。

ともかく、思わず、何ページも隅っこを折ってしまいました。「うわぁ~、こんなん言えたらステキやわ~」という部分を忘れないように。ちょっとだけ、以下に紹介します。

ああ、そうだそうだと共感したところです。↓

(不機嫌というのは、男と女が共に棲んでいる場合、ひとつっきりしかない椅子なのよ・・・・・)とえり子はいいたいのである。
(どっちか先にそこへ坐ってしまったら、あとは立っていなければならない椅子とり遊び。自分が坐っちゃいけないのよ)
二人とも不機嫌になることはできない。もし、なったとすれば、それはもう共棲みの関係を解消したときで、まだまだ共棲みしようとすれば、椅子はつねに一つしかないと知るべきである。 (「荷造りはもうすませて」より)

うおー、かっちょええ!と思ったところです。↓

しかし、宇禰(うね)はこの悦楽を先鋭化するために、二度と有ニと機会を持とうとは思わないのだ。宇禰はそういう決意を匕首(あいくち)のようにかくし持ちながら、微笑んでいる自分の「二重人格」が、いまはいとしく思えている。これこそ、女の生きる喜びだった。(「恋の棺」より)

有ニは宇禰の血の繋がらない10歳年下の甥っ子です。可愛く思っている男と関係を結んでいる時に、こんなことを思えるなんて・・・。 さて。ラストは、巧みな表現を。↓

稔の言葉は墨をぶっかけられたように梨枝にはこたえた。(中略)
その墨のシミは、一生、取れないような気がする。突然だったので、よけいそう思う。墨の飛沫があちこちに飛んで、軀も心も拭いがたい汚点だらけになってしまった。(「いけどられて」より)

なんだか、引用だらけのレビューになってしまいましたが。本当にかっこいい女性がたくさん登場していて。でも、女ってそうだよね、っていう感じで。
女性の皆さんには、特に読んでみて欲しい一作です。(男の人が読んだら、ちょっと、ショックうけるかも。女のしたたかさに。w)

しばらく、田辺聖子さんにはまってしまいそうな予感です☆




【2007/12/15 13:04】 本レビュー | TRACKBACK(0) | COMMENT(1)
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この記事に対するコメント
メリークリスマス!
&すてきな1年となりますように。
【2007/12/25 18:22】 URL | ほんにゃん #- [ 編集 ]
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