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善き人のためのソナタ
お気に入り度:★★★★★
ホラーのような怖さを感じる映画でした。ラストシーンは鳥肌モノ!(;へ:)

善き人のためのソナタ スタンダード・エディション
アルバトロス (2007-08-03)
売り上げランキング: 3375

2006年:ドイツ
監督・脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演:ウルリッヒ・ミューエ、セバスチャン・コッホ、マルティナ・ゲデック、ウルリッヒ・トゥクール
公式HP:善き人のためのソナタ

旧東独の共産主義体制の中枢を担っていた「シュタージ」(秘密警察)の話です。
東西ドイツが統一した後も、この手の話を描くのはタブーだったそうで、今作が初めてとのこと。とても興味深い映画でした。

1984年、シュタージの局員であるヴィースラーは、劇作家のドライマンとその恋人である舞台女優のクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられます。
体制に忠誠なヴィスラーは、2人の生活を丹念に監視、けれど、いくつかの理由から、ドライマンの潔白を偽装するようになります。(以下、ネタばれ含みます。)

いくつかの理由・・・

個人的には、単にヴィスラーがクリスタに一目惚れしちゃったからじゃないの?という印象が1番強かったのですが。
製作者サイドは、ドライマンが任務の中途で、『善き人のためのソナタ(*)』をはじめ、西側の音楽、文学、思想にふれたことを1番の理由づけにしているようです。
また、任務を命じた大臣のクリスタに対するよこしまな欲望。それに気づいたことも関係あるのかなぁ・・・。
あ、あと、こんなシーンもありました。偶然エレベーターに乗り合わせた子どもに「おじさんはシュタージの人?パパは、友だちを刑務所に送る悪い奴だって言ってたよ。」というようなことを言われ、自分たちがどんなふうに思われているか思い知るような・・・。

*反体制の烙印を押され演出家の職を奪われたイェルスカがドライマンに「この曲を本気で聴いた者は、悪人になれない」というメモ書きをしてプレゼントしたもの。ドライマンがピアノで演奏したこの曲を、ヴィスラーは盗聴の際に聞き、感動を覚えます。

ともあれ、この理由部分、どうして、ヴィスラーはドライマンの味方になったのか、どうして体制に疑問を抱くようになったのか、ここがもうちょぴっと分かりやすく描かれていると、もっと良かったと思います。
まあ、いろんな要素が重なることによって、ヴィスラーの考えは変化していったんでしょうね。

それはそうと、相当、怖いです。
盗聴、盗撮、延々と続く取り調べ。1度疑われた者は、自由も職業も奪われてしまう。それが当然の世の中。
ドライマンとクリスタの部屋を昼夜を問わず盗聴するヴィスラーには、おぞましさを感じずにはいられませんでした。だって、もろストーカーですよ。何時に出て、何時に戻ったかということから、何時に喧嘩して、何時にセックスしたなんてことまでを探っている。そして、それを逐一タイプする。
しかも、それが個人的なものではなく、国家の任務として行われている。

今までも、たとえばキューバ革命により投獄された芸術家や亡命した芸術家についての映画などはいくつか見て知っていましたが・・・
そこに至るまでの詳細な様子を描いたものは見た事がなかったので・・・衝撃的でした。怖い、その一言につきます。

ヴィスラー役のウルリッヒ・ミューエ、最初は本当に気持ち悪くて、怖くて・・・でも、感情を押し殺した控えめな様々な表情が素晴らしかったです。
細かい内容は割愛しますが、彼のラストシーンの一言「わたしのためだ」("That's for me"って聞こえたんですが・・・空耳?ドイツ語でも似てるのかな?)には、涙が溢れてしまいました。
一気にきましたね~。それまでのいろいろなことが含まれた表情、声で。

歴史を勉強して見直したら、もっと味わい深く感じそうな一本でした。
そうそう、2007年アカデミー賞 外国語映画賞に選ばれた作品でみあります。機会があったら、ぜひご覧になってみてください。



【2008/01/13 13:32】 映画レビュー | TRACKBACK(2) | COMMENT(4)
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この記事に対するコメント
はじめまして!
TB&コメントありがとうございました。
これからも宜しくお願いします♪

ラストシーンが秀逸でしたね~
ヴィスラーが見せた笑顔には、私も涙が溢れてしまいました。
シュタージという恐ろしい組織を通して、人間らしく生きることの尊さを感じさせてくれました。
とてもいい作品だったと思います。
【2008/01/13 17:04】 URL | 由香 #- [ 編集 ]
RE
由香さん、ご訪問ありがとうございます♪

人間らしく生きる尊さ。
わたしたちが当たり前に受け入れている現実が、当たり前じゃない世の中はまだいろんな所に存在するんですよね。。。
まあ、どれが当たり前なのか、それも、難しい問題ではありますが。
少なくとも、誰かに見張られながら生活するような世の中にならないことを願わずにはいられません。

また、遊びに行きますので、よろしくお願いします☆
【2008/01/18 23:58】 URL | IHURU #- [ 編集 ]
はじめまして!
IHURUさん、ご訪問ありがとうございました!
ほぼ毎日の更新、すごいですね。

ヴィースラーがドライマンたちに共感していく理由、
私もIHURUさんと同じく、クリスタに心惹かれたのも
一つにはあると思いました。
舞台上の彼女を見る目が変化しましたよね。
でも、IHURUさんも書いている通り、いろいろな要素が重なったので、
クリスタだけじゃなくドライマンも助ける行動に出たんでしょうね。

国家が個人の生活を逐一記録するのもおぞましいし、
それをその後、公開するのもまたすごいなあと思いました。

また、お邪魔しますね。
【2008/06/24 15:36】 URL | YAN #9L.cY0cg [ 編集 ]
RE
YAMさん、
早速のご訪問&コメント、ありがとうございます!

今はたまたまマメに更新していますが、気付くと1,2ヶ月放置していることもあるんです。。。(^^;)

本当に恐ろしい国家体制でしたね。
でもそれが終わったあと、それを公開するのは、ある意味、潔い?
ドイツらしいと言えばドイツらしいのかなぁと、何となく思いました。

これからも宜しくお願いします♪
【2008/06/24 20:59】 URL | IHURU #- [ 編集 ]
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★YUKAの気ままな有閑日記★【2008/01/13 16:59】
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 製作:2006年 ドイツ 出演:*ウルリッヒ・ミューエ *マルティナ・ゲデック...
Rocking Chair Blog【2008/06/24 15:38】
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