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流星ワゴン
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ちょっと不思議なお話。優しくって温かくてボロボロ泣いてしまいました。・°・(>_<)・°°

流星ワゴン
流星ワゴン
posted with amazlet on 06.03.16
重松 清
講談社 (2002/02)
売り上げランキング: 48,586

泣いてしまいました。親子ものはやっぱりきてしまいますね。涙もろいんです、最近、私。

ジャンルでいうと、SF?ファンタジー?、、、まあ、そんな感じです。
ファンタジーやSFに対して、「筋が通っている」というコメントはちょっとどうかとも思うのですが、最後までしっかり構図がとれていて、先がどうなるのか楽しんで読めました。

物語は、「死んじゃってもいいかなぁ、もう…。」と思っていた38歳の冴えないオヤジ(カズ)が、真夜中に不思議なオデッセイに乗りあう所から始まります。

このオデッセイの主は5年前に交通事故で死亡した「橋本さん親子」。いわゆる「ジョーブツ」できていない、この親子が、死にたがっていたカズを拾い、死にかけているカズの父・チュウさんを拾い、時空を超えたドライブに出かけます。

ドライブの目的は、彼らの「後悔」を祓うこと。「後悔」する運命の岐路となった、「時」に戻って・・・。

この時空を乗り越えるドライブの構図を縦線とした上で3つの親子関係(カズとチュウさん、カズとその子供、橋本さん親子)が横線として描かれているのですが・・・
親の愛と希望、子供の愛と反抗、それぞれが抱えて分かち合えない問題。徐々に解かれていく誤解や謎。各々の心理描写がとても巧妙に、かつ、生々しく描かれています。

大胆な発想のもと、人情味溢れる繊細なストーリーになっていて、ワクワク読めて、ほろほろと泣けてしまいます。
ぜひとも、週末の夜にでも読んでいただきたい一冊です。気分の良いお休みが迎えられること間違いなしですよ♪(^^*)

最後に気に入った一節を・・・

「・・・同じ星空でも、星座を知ってるひとと知らないひととでは、ぜんぜん見え方が違うんだろうなあ、って。・・・星座を知らないとぜったいにつながりっこない、遠く離れた2つの星だって、いったん知ってしまうと、他につなげようがない気がしちゃうんですよね。・・・」

なんとも、まあ、ロマンティック。そして合理的。ですな。



▽親子もので泣いてしまうと云えば、やはり・・・
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~(リリー・フランキー著)
http://ihuru.blog46.fc2.com/blog-entry-22.html
こちらも超オススメです!!!(><)


【2006/03/03 00:59】 本レビュー | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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