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空中庭園
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現実的でもあり、非現実的でもある。温かいホームドラマかと思いきやホラーめいている。掛け値なしにおもしろいっす!>▽<

空中庭園 (文春文庫)
空中庭園 (文春文庫)
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角田 光代
文藝春秋
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いやぁ~、絶妙にスパイシーでした。

郊外都市のどこかにある巨大マンション(A棟~E棟まである)- 通商「ダンチ」 - に暮らす4人家族(京橋家)の物語です。
物語は娘のマナの視点で始まり、父親のタカシ、母親の絵里子、マナの祖母(絵里子の母)・・・と順々に変わっていきます。そして、最後は息子のコウで幕が閉じられるのですが・・・。

「スイートホーム」という副題がついたマナが語る京橋家は、その題の通り、まるでホームドラマに出てくるような一家です。
ヤンキー生活を早々と卒業し家庭を築いたという両親。そして何ごともつつみかくさず、タブーをつくらず、できるだけすべてのことを分かち合おうという家訓。和気あいあいとした家族の会話。

でも、マナはそんなのどこか嘘っぽいと感じています。
そして、最近ちょっと様子のおかしい母親に浮気疑惑を持ち、学校をさぼって尾行したりします。まあ、結局それは杞憂に終わるのですが。だからこそ、温かい家族の物語かと思って、先に進むと・・・(以下、ネタばれ含みます)

足元すくわれます!いえ、すくわれましたね~。
語り手が変わる度に、次々と明らかになってくる真実。グロテスクなまでの各々の心の闇。
ぞっとくるようなものがありました。

特に怖かったのが、マナの父親タカシを取り巻く3人の女 - 妻の絵里子、17年来の愛人・飯塚、年若い愛人・ミーナです。
3人とも物凄く偏狭で、ただ1つの信念にとりつかれて生活しているのです。
絵里子の信念は、「明るい家庭を築くこと」。飯塚の信念は「京橋家の邪魔はしないこと」。ミーナの信念は「絶対に結婚なんてしないこと」。
絵里子とミーナにとって、タカシといるのはただの偶然で、タカシは自分の目的のための単なる道具でしかないのです。

何ていうか、女の怖さを思い知らされた感じです。気持ちが少し分かるだけに、なおさら。

舞台設定がとても絶妙です。
郊外の巨大マンション。光と緑。そこに住めば「明るい暮らしが待っている」というようなイメージ。 同じ間取でも、その1部屋1部屋は、そこに住む家の人によって、全く違う雰囲気をまとうようになるという奇妙さ。
そして、いわゆる郊外型巨大ショッピングセンター。
それが物語に絶妙な説得力を持たせていました。・・・って、こんな書き方じゃ、意味不明かな・・・。

とにもかくにも、最高に面白い1冊です。機会がありましたら、ぜひ手にしてみてください。



角田光代さんの本

@角田さんの本、こちらも大好きです!↓
いつも旅のなか (角川文庫 (か39-6))IHURUのレビュー
キッドナップ・ツアー (新潮文庫)IHURUのレビュー
八日目の蝉IHURUのレビュー



【2008/06/28 12:16】 本レビュー | TRACKBACK(0) | COMMENT(2)
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この記事に対するコメント
こんにちは~
IHURUさん、こんにちは。
私もこの小説、とても面白く(というか、なんというか)引き込まれて読みました。以前感想を書いたのがあるので、TBさせて頂いたのですが、なぜか表示されなかったみたいです・・。
ホテルの名前とか、自分の発祥の地とか、笑っちゃいました。
私は、八月の蝉が、最近の角田作品の中で一番気に入っています。

http://latifa.blog10.fc2.com/blog-entry-199.html
【2008/06/30 09:26】 URL | latifa #SFo5/nok [ 編集 ]
RE
latifaさん

コメントありがとうございます♪
せっかく、TBしてくれたのに、ごめんなさい。
なぜでしょう???設定はTB受け付けになってるのに・・・。

ホテルの名前、確かに笑えますね。何ていうか・・・よく考えるともろ・・・。

あ、蝉って、『 "八日目" の蝉』じゃないですか?
IHURUも、これ、大好きです!!!めちゃ好みっす。

http://ihuru.blog46.fc2.com/blog-entry-155.html
【2008/07/01 01:04】 URL | IHURU #- [ 編集 ]
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