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闇の子供たち
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う~ん、一口では言いがたい・・・。もうちょっと!・・・って、感じの一作です。(-へ-)

闇の子供たち (幻冬舎文庫)
梁 石日
幻冬舎
売り上げランキング: 225


今夏公開された映画『闇の子供たち』(江口洋介主演)の原作です。
この映画見たいなぁと思っていたら、本屋で原作を見かけたので、思わず手を出してしまいました。

作者の名に覚えがあるような気がしたのですが、やはりそうで、ある種の強烈なインパクトを受けた『血と骨』という本を書いていた人でした。解説によると、彼の著作は主に2パターンに分かれていて、1つは自叙伝的なもの、もう1つは社会的問題をテーマにしたものだそうです。
で、これは後者にあたり、タイの「幼児売買春」と「幼児愛好者(ペドフィリア)」、「臓器売買」が描かれています。

テーマからも分かるとおり、ずしんと重いわけですが・・・

う~ん・・・(以下、ネタばれ含みます)

前半は、おもに幼児売買春について描かれています。
ブローカーがタイの山岳部に暮らす貧しい民族から日本円にしてわずか数万円で幼児を買いとり、バンコクの買春宿へ幼児を連れて行く。 そして、幼児が従順に仕事をこなすように、極悪非道なしつけを行い、その後、数百円から数千円で客をとらせる。
その様子が、ずいぶん激しい性描写、というか、性虐待の描写で続くのですが、あまりにも激しすぎて・・・。IHURUの限りある想像力ではついていけず、逆にどこかクールになってしまいました。

そして、物語の中盤、映画で江口洋介が演じているであろうジャーナリストが登場し、テーマは幼児売買春から臓器売買へとつながっていきます。
売春宿で日々客をとらされていた子供が、ある日から客をとらされなくなり、十分な食事を出されるようになる。それは、ひとえに、移植待ちの裕福な子供たちへ臓器を提供するために栄養をつけさせられているためで・・・。

幼児売買春にも臓器売買にも、タイの警察、軍、マフィアが複雑に関わっていたため、物語の主人公(タイのNGOで働く日本人女性)とジャーナリストは、次第に、彼らの標的にされていきます。暴力的な嫌がらせも受けるようになり・・・。

そんな折、暴徒と化したデモ現場から命からがら逃れた2人は、タイ人の仲間たちが、ある者は行方不明になり(殺されたであろう)、ある者は警察に逮捕され、という状況を知ります。

その時、ジャーナリストが口走った言葉。

「この国の子供のことは、この国の人間が解決するしかない。君は所詮、この国では外国人なんだ。」

この言葉に、主人公の女性は、虫唾が走る気持ちを覚えます。

「君は所詮、この国では外国人なんだ」という言葉を裏返せば、日本にいる外国人は所詮、日本人とはちがうのだという排他的な感情にほかならなかった。

と。で、主人公はジャーナリストと決別し、物語は唐突に幕を閉じます。

これには、違和感を感じずにいられませんでしたました。
いくらなんでも、この場面で、これは結論が飛びすぎじゃあないか?と。これでは、まるでこの一言が言いたいがために、この本が書かれたようではないか?と。

だって、自分も命を狙われ、仲間たちの死や逮捕を知ったというショッキングな出来事の直後ですよ? 「わたしはここに残る!」と決心できるのは尊敬すべきことで、もちろんそういう選択ができる強い人達はたくさんいると思います。
ただ、何ていうか、その描き方があまりにも短絡的すぎて、ちょっと人間味に欠けるような・・・
むしろ、ジャーナリストが思わず口走ってしまった言葉の方がよっぽど現実味があって共感できました。

『血と骨』のレビューを書いた時にも、面白いとは言えないけど…というような内容を書きました。
この本も、そんな感じです。
テーマについては関心を持つべきことだと思いますし、興味深い事実もいくつか知ることができました。
また、バンコクに1年間程住んでいたので、その風景描写には思わず、郷愁の念が・・・。

だから、ことさら残念なんですよね~。

あまりにも過激すぎる描写よりも、もっと読者の想像力を使わせてぞっとさせるような描写になれば。
若干とび気味のストーリー展開がまとまり、ラストのオチがしっくりくるものであれば。
また、時代設定がきちんと入っていれば。(入っていたかしら?)

とても良書になると思うんです。
何だかたくさん難癖をつけてしまいましたが、それでも、「幼児売買春」を知るきっかけとして、良い本ではないかと思います。




【2008/10/21 21:23】 本レビュー | TRACKBACK(1) | COMMENT(2)
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この記事に対するコメント
コメ&トラバ、どうもです。
うーん、原作もすごい興味があるんですが、描写も重いらしいし、後味も悪そうだと思って躊躇してます。
何か映画とは違って、また微妙な感じっぽいですね。。。(汗)
【2008/10/24 01:36】 URL | ザッキー #- [ 編集 ]
RE ザッキーさん
こちらこそ、ご訪問ありがとうございます♪

描写は・・・過激といったら過激でした。でも、逆に想像力がついていかなかったのが正直なところです。
後味は・・・微妙なラストで・・・「???」となってしまいました。w
ラスト手前、けっこうどうなるんだ?と読むスピードが早まっていただけに、残念でした。
【2008/10/24 22:42】 URL | IHURU #- [ 編集 ]
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★★★★☆ かなり重くて精神的にもキツい内容。 タイを舞台にした人身売買、幼児売春、臓器売買といった救いようのない闇に閉じ込めら...
zakky\'s report【2008/10/24 01:29】
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