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本と映画のレビュー、旅行記&お小遣い稼ぎでライター記事を書いています☆


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100万回の言い訳
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直球ど真ん中、ストレート入りましたー!!!(>▽<)/

100万回の言い訳 (新潮文庫)
唯川 恵
新潮社
売り上げランキング: 9585


「オマエは結婚生活に悩んでいるのか!?」
突然旦那に問われ、「はいい!?」と思ったら、この本の背表紙のキャッチコピーを読んでいました。

結婚に悩めるあなたの胸に、静かな波紋を呼び起こす長編小説。

あえて、そっけなく「そうだね」と返事しておきましたが・・・
いやぁ~、コレ、ずばんときましたわ~。
30代の女性、特に「子供かぁ~・・・」と考えている方には、猛烈にはまるんじゃないでしょうか。

「結子」
結婚して7年。デザイン事務所で働く38歳の彼女は、子供をつくらないと決めて暮らしてきたわけではないものの、欲しいと思っていたときにできなかったため、いつのまにか子供がいないことが当たり前の生活に・・・。

「士郎」
結子の旦那。結子に「子供をつくらない?」と言われ、うなずくものの、翌朝には後悔の念が・・・。

「志木子」
士郎がたまたま行ったキャバクラで働いていたホステス。栃木なまりが抜けず、太めで少しも美しくない志木子は、16歳の時に身ごもり、5歳の息子と2人きりで生きている。

「陸人」
結子のデザイン事務所の後輩。社長から結子と共同でのデザイン仕事を頼まれたことがきっかけで・・・。

「結子」が「子供をつくろう」と思ったことから始まる物語は、この4人の視線が交互に絡み合い、進められていきます。
夫婦仲は悪くないけれど、そろそろ区切りのようなものが欲しくなっていた。いくつかの理由が重なり、そう考えた結子は「子作り」のために、お酒と煙草をひかえ、毎朝、基礎体温をつけて「その日」のために万全の準備を整えていきます。でも、まさに「その日」・・・


マンションの上階に住む住人が「火事」を引き起こしたことから、その「子作り計画」はご破算になってしまいます。
火事はぼやでおさまったものの、結子と士郎の部屋は「水浸し」になり使えなくなってしまいます。 2人は、図らずも、別居生活を送ることとなるのですが、存外にも、その自由な生活が快適に感じられてしまい・・・。

結果として。
2人はそれぞれ浮気しちゃったりするんですが、まあ、それ自体は物語に華を添えるかなという程度なんですが、そこから浮き彫りにされていく、2人の内面、2人が抱える問題に「ううぅ~ん」と読ませられました。

物語が進む中で、話者となる4人の様々な「言い訳」がどんどん出てきます。
IHURUの立場は「結子」に1番近いので、やはり結子の言い分にものすごく共感しました。
たとえば・・・

妊娠するかもしれない、と考えながら暮らすことが、どれほど仕事やプライベートに制限が課せられるか身にしみた。とにかく、予定というものがたてづらくなる。

仕事は好きだし、辞めるつもりは毛頭ないが、仕事だけに自分の人生を費やすようなことをしていて本当によいのだろうか。いつか自分も時代から置き去りにされる時が来るだろう。---(中略)---
言葉は悪いかもしれないが、逃げ道のようなものが欲しかった。自分でなければならないもの。誰にも脅かされずにすむ自分の居場所。子供を持つ。母親になる。
その席は、確かに自分にしか座れない。

どうして結婚なんかしたのだろう。
そんな埒もない疑問がふと浮かんだ。
士郎が好きだったというのはもちろんある。けれどあの時、その快適だったはずの「娘」というポジションでしかいられない自分が心許ないような気持ちになったのも確かだ。老いてゆく両親や、兄の家庭や、ウェディングベルを鳴らしてゆく友人たちの様子を見てゆくうちに、どこかとり残されてゆくような不安に包まれた。
「娘」ではない新たなポジションが欲しくなった。
それが「妻」だった。だからそれを手に入れられた時は本当に嬉しかった。けれど今は、その「妻」というポジションにもどこか居心地の悪さを感じている。

とかとかとか。どれもこれも、「うんうん」とうなずいてしまいました。
もちろん、結子だけじゃなく、士郎、志木子、陸人、それぞれに共感を持つ部分もあり・・・
人間って、「言い訳」だらけなのね、なんて。w

「夫婦って何だろう?」その疑問に対する答えは結局、遠回りしてこれですか、という感じではありますが、前向きな結末にほっと胸をなでおろしました。
だって、まるで自分のことみたいと思っていた結末が悲しかったら、ショックじゃない?

ともあれ、物語としても、「志木子」の隠された過去が明らかになっていったり、一見無関係の「士郎」と「陸人」がつながっていったり・・・と見逃せない展開になっています。
面白くてすいすい読んでしまうこと間違いなしです!(ただし、子供が大好き!という方には共感できない部分が多いかと思うので、ご注意ください)







【2009/03/26 01:32】 本レビュー | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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