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うつくしい子ども
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寝る前にちょっと読もう・・・なんて、通用しません。止まらない面白さですから!( ̄^ ̄)

うつくしい子ども (文春文庫)
石田 衣良
文藝春秋
売り上げランキング: 10929

いやぁ~、面白かった~!
『池袋ウエストゲートパーク』の翌年に刊行された本作品は、石田氏の初の長編だそうです。
長編とはいえ、そのスピード感は『池袋WGP』に劣らず、個性的な登場人物たちも魅力たっぷりでした。

舞台は、緑豊かなニュータウン。
比較的裕福な家庭がそろった平和な街で、9歳の小学生女児が行方不明になったところから物語は始まります。一夜明け、女児が悲惨な遺体となって発見され、騒然となるニュータウン一帯。

その様子は中学2年生の「ジャガ」というあだ名の少年と駆け出しの新聞記者「山崎」によって交互に描写されていきます。
ほどなく事件の殺人犯は見つかりますが、その事件の「おわり」はジャガにとっては、「はじまり」でしかなかったのです。なぜかというと・・・

殺人犯として警察に連れ去られたのは、1歳年下のジャガの弟「カズシ」だったからです。

え?ネタばらすなって?

いやいや、これは本の帯にも、本の裏表紙にも書かれていることなので、ご安心ください。決して、ネタばれではないのです。
そう、事件の「おわり」が「はじまり」なんです。

センセーショナルな事件の結末に過熱するマスコミ。そして好奇と悪意に満ちた世間の人々。
ジャガと両親、そして殺された女児と同級生だった妹のミズハ、4人の生活は当然一転してしまいます。
けれど、嵐のような生活の中、ジャガは一つの決意をします。

「なぜ弟があんなことをやったのか、その理由を探そう。」

秀逸なのは、そう思ったジャガのキャラが、その時点で十二分に活かされていることです。
植物が大好きで、植物観察が趣味だったジャガ。彼はまるでフィールドワークをこなすように、弟の軌跡をたどり、各報道の事件概要を分類していきます。

その過程で見つかっていく新事実。
それは何となく予想できたり、思わずつっこみ入れたくなるようなポイントもあったりするのですが・・・ それを上回る面白さと勢いが本書の魅力です。

また、ジャガの目線だけでなく、マスコミ関係者である山崎が、記者らしからぬ潔癖さで(なんて言い方は、失礼?)、事件後の様子を第三者の目で語っていくことで、物語に別の面が加えられています。
さらには、終盤、ジャガが収容されたカズシを訪れる場面では、また新たな面が・・・。

いやはや、13歳の殺人というショッキングなテーマを、多角的に掘り下げ、けれど、あくまでも軽いタッチで仕上げた石田氏の手腕には脱帽です!






【2009/08/12 23:22】 本レビュー | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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